本記事では「どうやったら痩せられる?」「そもそもファスティングって?」「ファスティングって、痩せる以外にどんな効果あるの?」という疑問をお持ちの方に向けての記事になります。
本記事は『トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ』という本の科学的なエビデンスに基づき、できる限り最新の情報をもとに執筆しています。
本記事をお読みいただければ、健康的な生活をするための知識を得ることができ、ご自身で実行していただくことで、人生の質が高まるでしょう。
驚くべき効果!「ファスティング」とは?
まずは食事についてです。食事は栄養のバランスがよく、バラエティに富んでいる食事が理想的と言われています。しかし毎回毎回、それを実行するのは難しいでしょう。
そこで本記事ではあらゆる病気の原因である肥満にならないための食事法に限定して、予防・解消するための方法をお伝えします。
それはファスティングです。ファスティングとは、簡単に言うと、断食です。断食というと、「体に悪そう」「力が出なくなるのでは?」などという心配や懸念、反発する気持ちがある方もいるかと考えます。
しかし、断食は正しいやり方でやれば、もちろん痩せられますし、ダイエット効果の他にもプラスの効果があることが科学的な研究で分かっています。
たとえば、『トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ』という本によれば、ファスティングには、筋肉を落とす作用はないと断言されています。
その根拠としては、筋肉組織が破壊されるのは、体脂肪が極端に少ないときだけ、具体的に言えば、およそ4%未満のときだけなのでほとんどの方は心配する必要はないと著者のジェイソン・ファン医学博士は言っています。
さらに1960年に行われたペンシルバニア病院のガーフィールド・ダンカン医師による実験によれば、実験終了後に被験者へファスティング中の感想を尋ねると、「軽い陶酔感だった」と述べられています。ちなみに陶酔感とは、うっとりとした気分という意味です。
ほろよいのような心地よい気分になるわけですね。したがってストイックでストレスの溜まるようなイメージとは違うわけです。
超簡単!「ファスティング」のやり方とは?
まずは16時間断食をしてみてはいかがでしょうか?16時間断食とは、16時間は何も食べないということです。水やコーヒーは飲んでも平気です。
ただコーヒーは時間帯・量に気を付けてください。時間帯は睡眠の質に影響しますから、14時ぐらいまでとした方が健康に害がないでしょう。また量としては、研究では6杯までは健康に影響はないということです。ともあれ、飲み過ぎで胃を壊してしまったり、交感神経が高まり過ぎたりする方は少なめに控えた方がよいでしょう。
ファスティングに話を戻しますと、16時間断食をする具体的な方法ですが、朝食を取らないという選択が一番いいでしょう。こんなことをいうと、「朝食を取らないと元気が出ない」という反感をお持ちの方がいるかと考えますが、僕は異なる意見を持っています。
朝食については、起きてすぐに食べる必要はまったくないというのが僕の結論です。なぜなら、体には「暁現象」という機能が備わっているからです。
「暁現象」とは、「毎朝、目覚める少し前に、体の概日リズムによって成長ホルモン、コルチゾール、アドレナリンとノルアドレナリンといった興奮作用のあるホルモンが一斉に分泌されて体を刺激する。こうしたホルモンのカクテルが、肝臓に新しいグルコースを産生するように促し、それにより私たちは目覚めるのに必要な刺激を受け取る」(同書p225)とあります。
また「朝食を食べないと代謝が悪くなる」というご懸念をお持ちの方がいるかと思われますが、これも朝食を抜いても代謝の燃焼率は同じです。
英国バース大学が朝食に関するランダム化比較試験を行ったところ、「朝食の代謝適応作用か認められなかった」ということがわかりました。
つまり「一日の総エネルギー消費量は、朝食をとっても取らなくても変わらなかった」(同書p227)ということです。
したがって、朝食は取らなくても問題がありません。ちなみにスリムな人が多いフランスでは、朝はコーヒーで済ませている人が多く、フランス語で朝食を意味する言葉は、「ささやかなランチ」を意味し、朝食は軽い方がよいのを示唆しています。
「ファスティング」を試した個人的な感想
僕は半年間の朝食抜きのファスティングを始めた結果、体重が5キロ減少して、体が身軽になり、前よりさわやかな気分でいられるような気がします。
実体験として、特に体の不調はありませんし、ぜひダイエットを試したい方やヘルシー志向な方はお試しください。
まとめ
いかがだったでしょうか?本記事では、「どうやったら痩せられる?」「そもそもファスティングって?」「ファスティングって、痩せる以外にどんな効果あるの?」という疑問をお持ちの方に向けて、『トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ』という本の科学的なエビデンスに基づき、できる限り最新の情報をもとに執筆しました。まとめると以下になります。
- ファスティングとは、断食
- 朝食を食べない16時間断食がおすすめ
- ファスティングには効果があり、今のところ不調はない
ぜひみなさまに健康的なライフスタイルを過ごしていただきたいと考えております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献
ジェイソン・ファン『トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ』