「今ここ」に集中する方法とは?

本記事では「上手くタスク管理がしたい」という悩みや「もっとやるべきことを明確にしたい!」という悩みをお持ちの方に向けての内容となっています。

本記事では、①「今すべきこと」とは何なのか?、②それをやるメリット、③それをする具体的な方法をお示しします。

本記事を読めば、「今やるべきこと」が明確になり、「今ここ」に集中できて、今より高い精神的な幸福感・充実感が得られるでしょう。

では説明します。

まず「今すべきこと」とはどういう意味でしょうか?

「今すべきこと」とは?

「今すべきこと」とは、自分にとって「今」意義のあることです。すなわち、緊急性が高く、重要性も高い事柄です。このことを提唱したのは、『7つの習慣』で有名なスティーブン・コヴィー氏です。

コヴィー氏によれば、タスク(やるべきこと)を4象限のマトリックスで整理するとよいそうです。まず紙などで十字に線を引き、横軸が緊急度で右に行くほど度合いが高くなり、左に行けば、その分低くなります。次に縦軸は重要度です。上に行くほど高くなり、下に行けば低くなります。

そして右上を①、左上を②、右下を③、左下を④と分けることができます。

まず、①は緊急度も重要度も高いので、「今」やるべきです。優先してください。そして、②は緊急度は高くないが、重要度が高いものです。これは①が終わったら、取り組めばよいのですが、自分にとって重要であると感じていると思いますので、少しずつ取り組んでいけばよいと思います。③は緊急度は高いが、重要度は低いことなので、どうしたら効率よくこなせるか、そもそも必要なのかを考えてみたらよいと思います。④は緊急度も重要度も低いので、思い切ってしばらくやめるということをおすすめします。

また「今」を意識するためには、今ある人生が有限であることを気づかなくてはなりません。つまり人生には必ず終わりがあるのです。こう言ってしまうと、少し物悲しいのですが、これは生物として寿命がプログラムされているからです。

あるいは遭遇したくはありませんが、事件や事故に遭ってしまう可能性もあります。ですから「今を生きる」という重要性は繰り返し強調しても、強調しすぎることはないでしょう。

諸説ありますが、宗教改革を始めたマルティン・ルターの言葉として、「世界が明日終わりになると知っていても私は今日リンゴの木を植える」という言葉があります。世界が本当に終わってしまうなら、りんごの木を植えることは意味がないはずです。

しかしルターからすると、「世界に意味がなくとも、今、私にとって意義のあることをする」という意味でこの言葉を使ったのだと僕は解釈します。

あるいは「メメントモリ(死を想え)」というラテン語の戒めもあります。これは生物として、死がプログラムされている以上、「時間を無駄に浪費するな」とか「今必要なことをやりなさい」という風に現代的にはそう解釈されています。古代ローマからそう言い伝えられていて、現代にも通用する言葉なのです。

では、「今すべきこと」をするメリットとは、どのようなものでしょうか?

「今すべきこと」をするメリットとは?

「今すべきこと」をするメリットは3つあります。まず小さな瑣末なことに手をつけなくてよいということです。「今すべき」対象が絞られ、限定されていると、そこに多くのエネルギーを注げます。反対に対象が分散してしまっていると、注げるエネルギーも分散してしまいます。したがって、「今すべきこと」が分かっていれば、やらなくてよいことにエネルギーを注がずに済むということです。

そして2つ目に、物事に集中できることです。これは他の記事でも説明しましたが、フロー状態になれるということです。フロー状態は、物事のプロセスを楽しみつつ幸福感、満足感とともに高い状態です。フロー状態の記事を参照してください。

最後に3つ目に、「今」あることを大切にできるという点が挙げられます。まず「一期一会」という言葉があるように、出会いやその縁を大切することができます。「今」に集中し、味わう。マインドフルネスに似ていますね。マインドフルネスも記事があるので、ご参照ください。

では「今すべきこと」をするための具体的方法とはどのようなものでしょうか?

「今すべきこと」をするための具体的方法とは。

「今すべきこと」に気づくには、マインドフルネスがよいでしょう。マインドフルネスの記事はございますのでそちらをご参照してください。

今回はマインドフルネスの中でも、歩行瞑想とイーティング・マインドフルネスについて説明します。

まず歩行瞑想とは、歩きながら「1・2」とリズムよく、心の中で数えて、歩くのに集中するマインドフルネスです。自然の中でやってもよいと思います。音楽・スマホの使用はNGです。

次にイーティング・マインドフルネスとは、食事瞑想とも言われ、ゆっくり食事を楽しむマインドフルネスです。テレビはNGです。食事に集中し、新しいことに気づくことが目的です。

まとめ

いかがでしたか?本記事では、「今ここ」に集中するための方法をご紹介しました。まとめると、

  • 「今やるべきこと」とは、自分にとって、緊急度と重要度が高い事柄
  • 「今やるべきこと」をやるメリットとは、集中力が増して達成感、満足感が味わえるから
  • 「今やるべきこと」をやる具体的方法には、マインドフルネスがあり、それには基本的な瞑想の他に、歩行瞑想、食事瞑想がある

ということを説明しました。本記事を参照していただいて、さらに「今やるべきこと」をブラッシュアップしていただいて、よりよい人生を楽しいんでいっていただきたいと思います!僕も「今やるべきこと」「できること」に集中していきます!

では最後までお読みいただきありがとうございました。

6件のコメント

  1. イカマサ より:

    今やることは、人それぞれですが、60代の私は健康管理が第一です。身体が資本なので、仕事、遊び、程々にして、これからは夫婦仲良く、過ごしたいと考えています。

    1. NaoTo より:

      イカマサ様

      コメントありがとうございます!
      健康管理大事ですよね!
      バランスのよい食事、質の高い睡眠、適度な運動が基本となりますね。

      仕事や遊びもほどほどですよね。
      夫婦関係も大事ですから、仲良くしてくださいね!

  2. みーちゃん より:

    今は健康も兼ねて。
    仕事と休みにメリハリをつけて、休みの日には睡眠を沢山摂り、旅行に音楽鑑賞を楽みたいです。

    1. NaoTo より:

      みーちゃん様

      メリハリ大事ですね!
      休みの日にはたくさん寝たいですよね!旅行も音楽もいい癒しになりますね!

  3. しし丸子 より:

    「今ここ」。
    ついつい未来のことを考えたり、想像したりして、損か得か、損か得かなどを考えてしまいます。
    いつも「今ここ」にいれば、未来の不安や心配はいらないのかな。
    こちらのブログを読んで、今に集中、わくわくと夢中になれるものを探してみたいと思いました。
    ありがとうございました。

    1. NaoTo より:

      しし丸子様

      コメントありがとうございます!
      未来のことを考えるのは自然なことですよ!でもそれで自分が苦しんでいるなら、「今ここ」に集中してみてください!

      マインドフルネスがおすすめです。このブログのマインドフルネスネスの記事を読んでいただき、具代的な実践方法は、YouTubeなどにあると思います!

      また損得勘定は、「他者貢献」という行動で解決されると思います。ただし自己犠牲をしない「他者貢献」です。自己犠牲をしてしまうと自分が潰れてしまう。マザーテレサなどの偉人クラスでもない限りかなり危険でしょう。そこらへんに関しては、アダム・グラント『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』をお読みいただくとよいのかもしれません。

      今に集中、わくわくと夢中になれれば、かなり人生は幸福で順調と言ってよいでしょう!僕もそうなりたいものです。そのために「今やるべきこと」をやりましょう。ありがとうございます!

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